コンステレーション®ビジョンシステム

当院では、硝子体手術をより安全に行うために、
米国アルコン社製の「コンステレーション®ビジョンシステム」を
導入しています。
白内障手術と硝子体手術を同時に行うことができ、手術時間も短く、従来の手術装置よりも高い安全性を追求した最新鋭の硝子体手術装置です。
ARTEVO 800 (ZEISS 3D 手術顕微鏡システム)

必要な明るさを維持しながら、低光量での手術が可能なため、手術中の患者様負担が軽減。
緑内障とは
緑内障とは、眼の奥にある視神経という部分に異常が起こり、視野(見える範囲)が狭くなったり部分的に見えなくなったりする病気です。
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当院の緑内障手術について
緑内障の主な治療は点眼治療ですが、眼圧が安定しない場合は手術が必要です。
当院の緑内障手術は
「カフークデュアルブレードを使用した低侵襲緑内障手術(MIGS)(ミグス)」という手法です。
低侵襲緑内障手術は、身体に負担が少ない緑内障手術のことで、手術時間は 5~10 分程度、白内障手術と同時に行うことも可能です。
切除をするため出血を伴います。出血は 2~3 日続き、目が霞んで見えにくくなりますが、数日で回復するためご安心ください。

カフークデュアルブレード
こちらを使用して線維柱帯を切除します。


幅 0.23mmの器具のため、結膜を傷つけずに切除することが可能です。
当院の白内障手術について
初期の白内障の人や、特に不自由の無い人は目薬を使います。ただし、目薬はあくまでも進行を遅くするだけです。
一般的には、進行した白内障には手術が行われます。
手術は局所麻酔で約 10 分程度、硝子体手術と同時に行うことも可能で同時手術の場合は30~40 分程度です。
手術中や手術後の痛みはほとんどなく、傷も小さくて済みます。
体への負担は軽いものですから、日帰りで手術を行うことができます。
医師を信頼し、不安にならずに精神的安定を心がけて下さい。
ただし、中には眼の状態が悪かったり、他の病気があったりして、入院したほうが良い方もいます。
そのような場合は、入院可能で、信頼できる医師がいる病院に御紹介いたします。
白内障手術の経過と養生
手術後の注意点
・入浴や洗顔は手術 3 日後から可能
・目を押したり、こすったりしない。
・転ばない。ぶつけない。
手術直後は、目が充血することがあります。
手術の翌日から、疲れない程度に目を使ってもかまいません。
目がゴロゴロする、涙が出る、目がかすむなどの症状が出ることもありますがこれらは、数日から1~2週間で治ります。
炎症を抑え、感染を防ぐ為にも、医師の指示に従って、2~3ヶ月間は点眼薬を使用しましょう。
その他、色調の違和感やまぶしさを感じることもあります。
次第に慣れてきますが、まぶしさが続くようであれば、症状を緩和させる為に、色付メガネの御使用をお勧めします。
仕事への復帰は早い時期にできますが、患者さんの全身の状態や、職種によって違ってきますので、医師に相談してください。
手術後しばらくの間は、定期健診を受けましょう。
眼内レンズには、ピントを合わせる調節力がないので、メガネが必要になります。
手術後2週間~2ヶ月で、視力が回復し安定してくるので、自分の視力に合ったメガネを作ります。
後発白内障のレーザー治療
白内障の手術後、数ヶ月~数年して、また「まぶしくなる」「目がかすむ」ことがあります。
これは、「後発白内障」といわれるもので、手術の際に残しておいた水晶体の後嚢が濁ってくる為に起こります。
後発白内障は、手術の必要がなく、レーザーを使って簡単に濁りを取ることができます。
視力はすぐに回復し、入院の必要もありません。